相談する相手を間違っている(面会交流)
「相手が養育費を支払ってない場合も面会交流って許可しなければいけなんですか?」
「養育費支払するなら面会交流をさせてあげるっていうのではダメなんですか?」
というご相談を受けることがあります。
まあ、離婚関係については当事務所は初回相談無料で対応しているので、あれなんですが、相談する弁護士を間違えていますね。
私の所感はこうです。
「『あなたのお父さん又はお母さんはお金払わないから会わせられないんだよ』ってことですか?あなたどういう神経でそういうことをいってるんですかね?」
正直な心の声でいえば、これにつきます。
両親の仲が良いというのがお子さんにとっては最良だし、両親が離婚する、などというのはお子さんからしたら迷惑極まりないわけですよ。
両親が離婚して、いつも一緒にいたはずのお父さんお母さんと一緒にいられない、そういう精神的なダメージを少しでも和らげるために、月に数回とか少ない機会ではあるけれども、一緒に住んでいない親御さんとの結びつき、絆を確認するのが面会交流なんです。
もちろん、面会交流を求める親御さんの側に、暴力的な要素があるとか、お子さんが怖がって近寄らないとか、お子さんを連れ去るとか逸脱行動のリスクがあるなら話は別ですよ。
ただ、養育費支払わないから子どもに会わせない、とか、養育費支払いの交換条件として面会交流を利用するとか…
これは相談する相手を間違えています。
お互いにとって、時間の無駄を避けるために、あらかじめ弁護士渡邉祐亮の所信を表明いたします。
弁護士渡邉祐亮