わたし、離婚できますか?【離婚相談の緊急度】
「わたし今こういう状況なんですけど、離婚ってできるんですか?」、「これって、弁護士さんに相談するような話なんでしょうかねぇ…」
そう、離婚の相談をどのタイミングでしたらいい、とか、そもそも今離婚とかできるの?というところから入る法律相談は結構あります。
そこで、現時点で私が思う離婚案件の緊急度は次のとおり。
1.緊急度MAX:DV、児童虐待
→即法律相談検討してください。
気力が少しでも残っているうちに、DV支援センターへつなぎます。逃げる場所がないならシェルター見つけてくれます。
今これをお読みになった瞬間に法律事務所へ相談を!
2.緊急度高め:別居したけど生活費払ってもらってない
→即法律相談検討してください。
籍が抜けるまでは配偶者(妻又は夫)の生活費の面倒を見る義務があります。
ただし、家庭裁判所に調停の申立書を出した月から基本的にはカウントが始まりますので、なるべく早めに法律相談を検討してください。
翌月になってしまうともったいないです。
3.緊急度高め:パートナーの自尊心を削る、精神汚染タイプ
→何をいっても頭ごなしに否定される、何をいっても「そんなことする奴は非常識」とかいわれる、人格を否定される、精神的に追い込まれる…
→直接的物理的な暴力がなくても、こういったパートナーの自尊心を日々削ってくるタイプはひっじょーに危険です。
目黒や野田市の虐待死事件もこの類型です。自尊心が削られきってしまうと本当におそろしいので、即相談を検討してください。
4.緊急度高め:妻又は夫が子どもを連れ去って別居を強行
→親権とか面会交流は時間との勝負、即相談を検討してください。
5.緊急度中程度:浮気の証拠をつかんだ→3年以内に解決を
→浮気されたので、慰謝料、という場合、浮気相手と浮気をした夫又は妻への慰謝料請求には3年間の時間制限があります。
(厳密にいうと、離婚が成立してからこの3年間が走るということもあるのですが、被害を知った時から3年以内には解決してしまうのが様々な意味で吉)
6.ともかく夫又は妻といるとイライラする→委細相談
→そのイライラの中身によって、緊急度は様々。
→初回相談は無料ですので、気軽な人生相談でもしてみたい、程度でも結構です。
弁護士渡邉祐亮