浮気
不倫を疑ったら証拠収集を
夫もしくは妻が不倫をしているのではないかと疑ったらまずは証拠収集することが重要です。
証拠がないのに不倫しているんじゃないか、と言っても否定されるだけでしょうし、夫婦関係を悪化させるだけでしょう。
まずは不倫の証拠を抑えることが重要です。
不倫の証拠と言うと探偵の報告書をすぐに思い浮かべる人が多いでしょう。しかしながら、探偵の報告書までつけてくるケースというのはそれほど多くはありません。
探偵に依頼するとかなりのお金がかかりますし、探偵に依頼はしたものの空振りに終わることもしばしばあります。
探偵を利用するケースとすると、不倫をしているのは間違いないという確信をもったものの、決定的な証拠をどうしてもおさえられないようなケースなのが一般的です。
まずは探偵に頼らずに証拠を収集することが重要です。
不倫の証拠はこういうものでなければならないということはありません。
写真でも書類でも、録音でも、あるいは証言でも構いません。
とにかく不倫の事実を推測させるようなものが必要です。
たとえば、
- メールやLINE履歴
- フェイスブックの記事
- 通話履歴(決定的な証拠にはなりませんが)
- クレジットカードの利用明細
(とくにラブホテルの履歴があればかなり強くなりますが、ほかに出張と言っていたのに近隣店舗の利用履歴があり、出張が嘘とわかるものなど) - スイカなどの履歴
が考えられます。
もちろん不倫の証拠はこれらに限られません。
不倫をしていたらこういう行動をするはずだ、という推測を働かせて証拠を集めることが重要です。
不倫慰謝料の相場
不倫の慰謝料相場は、50万円~300万円です。
結婚している期間、子どもがいるかどうか、不倫をしたことで離婚になってしまったかなどの事情によって増減します。
不倫慰謝料の請求相手
不倫の慰謝料請求は、不倫をした配偶者だけではなく不倫相手に対しても請求できます。
離婚をするケースでは配偶者と不倫相手、双方に慰謝料請求をするケースが多いですし、離婚をしないケースでは配偶者に対して慰謝料請求をせずに不倫相手にだけ慰謝料請求をするのが一般的でしょう。
不倫をした夫もしくは妻だけではなく、不倫相手となった人にも要件さえ満たせば慰謝料請求が可能ですし、離婚をしても離婚をしなくても慰謝料請求ができます。
不倫によって離婚協議は一気に有利になり得る
不倫をした相手との離婚交渉ではかなり強気に出れるケースが多いです。
相手が不倫をしたケースでは、大きく以下の2つのメリットがあります。
- ・相手が拒否しても強制的に離婚できる可能性が非常に高くなる
- ・慰謝料が請求できるので財産面の交渉でも有利になる
相手が不倫をして、慰謝料も払えないというのであれば分割で支払ってもらうことなども考えられます。
ただ、これを逆に言い返せば不倫をしようとしている人はそのデメリットの大きさを十分に認識すべきです。
不倫は自分だけではなく不倫相手になった人にも迷惑をかけます。
アウル東京法律事務所では、不倫で慰謝料を請求したい人はもちろん、不倫で慰謝料請求をされている側の相談も無料でお受けしております。
不利な側は不利な側の戦い方がありますのでまずは弁護士にご相談ください。