浮気案件で一番ムカつく関係者は誰か? |東京新宿の慰謝料請求に強い弁護士

浮気案件で一番ムカつく関係者は誰か?

ちょっと典型的な事例を設定してみましょう

今田サチコ(45)は、10年前に今田マサオ(45)と婚姻。
そうしたところ、マサオは、勤務先同僚の横川ノリコ(33)と不倫。

こういった案件で、私は、サチコさんの代理人になることもあれば、ノリコさんの代理人になることもあります(もちろん、一つの案件で両方の代理人となることはありえません。)

そうした中で、サチコさんの代理人をするときは、非常にわかりやすい立場です。法律事務所にご相談に来られる際に、何かしらマサオさんが浮気をしたという根拠とか証拠をお持ちだからです。
私は、ご相談の段階で、最悪ノリコさんが責任を否定する、つまり浮気なんかしていない、マサオさんが独身だと思っていた、などと言ってきた場合に、裁判で勝てるのか、を精査します。
その際に、証拠が弱い、下手すれば負けるな、というときは、再度証拠を集めてもらう、またはダメ元でご依頼を受けたうえで相手に接触してみるかします。
証拠が強ければ、あとはもう淡々と裁判を進める感じです。相手の誠意の度合いによって、すぐに解決することもあれば、1年半程度法廷闘争が続くこともあります。

では、ノリコさんの側で代理人につくときはどうなのか?
これも、意外かもしれませんが、あまり不快な思いをすることはありません。世間一般の感覚では、浮気をするなんてとんでもない、ろくでもないやつだ、というところもあるかもしれません。ただ、法律事務所の門をたたく時点で、ある程度はまじめに、誠実に事態に対処しようという姿勢のある方だということなんだと思いますが、無駄な抵抗をする方は少なく、裁判所の相場にしたがったしっかりとした賠償をされることが多いです。こうした方だと、弁護士としても、夫婦仲が悪くなった原因はサチコさんだけが悪いわけではないし、マサオさんが極めて悪質だということを訴えていき、必要以上に賠償させられることがないよう尽力するわけです。

ところで、今までのところである程度お察しがついたと思うのですが、浮気案件で最もムカつくのは、圧倒的にマサオさんの立場に立つ人ですね。これは、時々証人として立ってもらうとか、サチコさんの弁護士報酬を負担するにあたって関与してくるとかいろんな場面がありますが、本当に諸悪の根源といえる場合が多いですね。
マサオ的立場(不貞配偶者といいます。)の言動で、よくありがちなのが、「妻が妊娠出産中に浮気しておきながら、元から妻のせいで夫婦仲は悪かったんだ」と開き直る、「浮気相手への慰謝料請求を続けるなら生活費渡さない」などと逆切れするタイプ…

不貞配偶者に対する愚痴を言い続けるとキリがないのです…
不貞配偶者は何がダメなのか。仮に、夫婦生活に不満があるのであれば、しっかりとまずご夫婦で話をし、養育費や財産分与など、しっかりと責任をとったうえで離婚をし、それから新たな恋愛関係を結ぶ、そういう手順を踏まないところが問題の核心だと思っています。

そうした手順を踏まず、片や安定した家族関係(お子様がいる案件もよくあります。)は維持しつつ、家庭外で安易に浮気相手と遊ぶ(浮気相手に対しても不誠実極まることだと私は思います。)…
本当にろくでもない方にかかわってしまった、という意味では、上記のサチコさんにあたる立場のかたも、ノリコさんにあたるかたも被害者だと思います。

浮気にまつわるトラブルに関わってお悩みの方、ぜひまずはご相談をお寄せください。

その他のコラム

年収も学歴も全部ウソだった… 経歴詐称を原因に離婚できる?

結婚相手の嘘が発覚したら  人間、1回もウソをついたことがないという人は少ないのではないでしょうか。  もっとも、ウソはウソでも許されるものと許されないものがあるのも事実ですよね。  結婚後にパートナーのウソが発覚した場合、その内容によっては「許せない」「真実を知っていたら結婚しなかったのに」と感じる人もいるはずです。  そうなると相手との信頼関係も崩れてしまい結婚生活を続けることすら難しくなってしまうかもしれません。...

妊娠中に夫が浮気したのが許せない…! 妊娠中・産後の浮気が発覚した場合に妻ができること

「妊娠中の浮気が許せない」と感じたら 妊娠中の女性は心身ともにデリケートな状態にあります。つらい時期だけに、「夫にサポートしてほしい」と願っている女性も多いのではないでしょうか。しかし、実際には妊娠中、あるいは出産直後に夫の浮気が発覚した……というケースもないわけではありません。 子どもの父親の浮気、ということで、浮気をされた側としては、本当につらいと思います。夫も浮気相手も許せない、と考えるのは当然のことです。 このよ...

「今の妻とは別れるからつきあって」といわれたらどうする?

    絶対にこうした誘いにのってはいけません。 立場上浮気の相手方になってしまい、奥様から訴えられる方の案件もよく担当しますが、「今の妻とはすぐに別れるから」とか、「もう夫婦関係破綻しているから大丈夫」とかいったアプローチを受けた結果、浮気の相手になってしまうということはよく伺います。 ただ、こうした事情、裁判所ではあまりくみ取ってもらえません。 こういった誘いに安易にのってしま...

夫の浮気相手が慰謝料を請求してきた!支払わないとダメなケースがあるって本当?

浮気相手の慰謝料請求が認められるケースがある 信じていた夫の不倫は、妻にとってはショックの大きい出来事です。浮気相手、さらには夫に「慰謝料の請求をしたい」「謝ってほしい」という方も多いと思います。 もっとも一言で浮気といっても事情は人それぞれです。浮気に至った経緯や夫の振る舞いによっては、浮気相手の方にも言い分があるかもしれません。こうした事情が認められる場合には、浮気相手から夫への慰謝料請求が認められる可能性もあります。...

夫(妻)の浮気が発覚… 不倫相手に慰謝料を請求するには?

不倫は不法行為として慰謝料請求の対象に 夫(妻)の浮気が発覚した……。信じていたパートナーの裏切り行為はショックで、本当につらいものです。「浮気をしたパートナーも許せないが、不倫相手のことはもっと許せない」と考えるのは自然な流れだと思います。 ここで問題になってくるのが、不倫相手への慰謝料請求です。自分に精神的ショックを与えた浮気相手に対して、「謝ってほしい」「せめてお金で償ってほしい」と願う人も多いのではないでしょうか。...

慰謝料請求でひとりで悩まずまずはご相談

初回60分相談無料

フリーダイヤル

0120-914-763

(土日祝日も受付中)

メールでのお問合せ24時間受付中