高額な慰謝料請求になりうる場合
離婚慰謝料の相場は、100〜300万円程度とされていますが、様々な事由でこの金額よりも高くなるケースがあります。
ここでは、離婚慰謝料が高額になるケースを紹介します。
離婚慰謝料が高額になるケース｜不倫の場合
不貞行為が複数回に及んだ
不貞行為の回数が複数回の場合、増額される可能性があります。
不倫の期間が長い
不倫の期間が長いほど、増額される可能性があります。“長い”の基準が定められているわけではありませんが、３年以上となると長期間とみなされることが多いようです。
約束に反して不倫をした
過去に一度不倫をしていたなどで「二度と不倫はしない」「不倫相手と二度と会わない」などと約束を交わしていたにもかかわらず、それに違反した場合は悪質であると判断され、増額される傾向があります。
不倫相手が家庭を破綻させようとする意思があった
例えば、不倫相手が夫婦を離婚させて、あなたの配偶者と結婚しようと図っていたり、あなたに嫌がらせしたりと、危害を加え夫婦関係を破綻させようとしていた場合、増額事由になります。
不貞行為によって妊娠した
不貞行為によって妻が妊娠した、浮気相手が妊娠した場合、夫婦関係へ多大な損害を及ぼしたとして、増額されるケースが多くあります。
不倫相手に貢いでいた
配偶者が不倫相手に金銭やものを貢いでいた場合、家庭の財産を使い込んでいたことになりますので、増額事由にあたります。
離婚慰謝料が高額になるケース｜その他の場合
日常生活に支障が出るほどの損傷を受けた
暴力によって、生活に支障がでるほどの身体的損傷・精神的損傷を受けた場合は、慰謝料が増額される可能性が高くなります。
相手の社会的地位・資力が高い
社会的地位・資力が高い場合、相場の慰謝料では懲罰としての役割を果たさないとして、慰謝料の金額が高くなる傾向にあります。
相手の年齢が高い
慰謝料は年齢に比例する傾向にあります。年齢が高いほど、慰謝料は高額になると言われています。
養育の必要な子どもがいる
未成年の養育が必要な子どもがいる場合、慰謝料が増額される可能性があります。
婚姻期間が長い
慰謝料は婚姻期間に比例する傾向にあります。
離婚慰謝料を高額にするためには弁護士への依頼がおすすめ
弁護士に依頼することで、慰謝料が高額になる可能性が高くなります。上記で紹介したような、慰謝料の増額事由に当てはまる場合は特に有効でしょう。
また、交渉なども弁護士が代理で行ってくれるため、負担もかなり軽減されます。
離婚に関する相談は、初回無料としている弁護士事務所も多いため、まずは相談だけでもしてみることをおすすめします。
