不倫慰謝料を請求された | 東京新宿の慰謝料請求に強い弁護士

ある日突然、不倫慰謝料を請求され、パニックになっている人もいるのではないでしょうか。もし不倫慰謝料を請求されてしまったら、冷静に今後の対応を考えることが大切。安易に示談に応じるなどの対応を避け、早めに弁護士に相談しましょう。

不倫慰謝料を請求されたら?やってはいけないこと

不倫の慰謝料を請求されたら、まずは落ち着いて対処することが大切です。間違った対処をすると、かえって話がこじれてしまう危険性もあります。
ショックや混乱のあまり、次のような行動をとらないように注意しましょう。

請求を無視する

請求を無視していると、事態が悪化する可能性があります。話し合いに応じないと、怒った相手に裁判で訴えられるおそれも。
さらに、謝罪や反省をしていないということで、請求される慰謝料の金額が増えることも考えられます。

相手の言いなりになってしまう

相手の言いなりになり、言い値で示談金を支払ってしまうと、相場とかけ離れた金額で示談することになる可能性があります。
また、退職や引っ越しといった無理な要求に従ってしまうと、今後の生活基盤が危うくなってしまうかもしれません。
こちらが「不倫をした」という不利な事実があったとしても、相手の側に法外な慰謝料を請求したり、退職の強要をしたりする権利はありません。
場合によっては、逆に脅迫罪などで相手を訴えることもできますので、一度弁護士にご相談ください。

感情的になる

不倫の慰謝料請求をされた際、感情的な対応をすると、もともと怒っている相手をよけいに怒らせてしまうリスクがあります。
不倫の事実を職場やSNS上でばらされるなど、取り返しのつかない事態を招く可能性も否定できません。
相手の気持ちを逆なでしないためにも、冷静に話し合いを求めましょう。

不倫慰謝料を請求されたときに確認するべきこと

不倫の慰謝料を請求されたときは、まず冷静に状況を見極めることが大切です。パニックになる前に、以下の点を確認しましょう。

請求をしてきた相手

不倫の慰謝料請求をする権利を持つ人には、不倫相手の配偶者、そして自分の配偶者がいます。
また、いわゆるダブル不倫の場合は、相手の配偶者・自分の配偶者から同時に慰謝料請求されることもあるかもしれません。
逆に、それ以外の相手(不倫相手の兄弟など)からの請求には一切応じる必要はありません。

事実関係

さらに、実際に不倫の事実があったのか、不倫関係に至った経緯はどうかなど事実関係を把握することも重要です。
たとえば、「不倫相手が既婚者であることを黙っていた」といった事情がある場合は、たとえ肉体関係があったとしても慰謝料を払わずに済む可能性があります。
まずは慰謝料を払わなければいけないケースかどうか、冷静に事実関係を見極めましょう。詳しいことについては、弁護士にご相談ください。

不倫の慰謝料を払わなくて済む場合

不倫の慰謝料を請求されても、支払わなくていい場合もあります。次のような事情があるときは、相手に反論することも検討しましょう。

肉体関係がない場合

不倫は「肉体関係のある浮気」を指します。そのため、デートした、手をつないだなどの行為だけでは、基本的に不倫にはあたらないと考えられています。
ただし、地裁判例では、プラトニックなデートを繰り返していたケースで「配偶者に精神的苦痛を与えた」として少額ながら慰謝料請求を認めた事例もあります。肉体関係がないから大丈夫、とは必ずしも言い切れない点には注意が必要かもしれません。

相手が既婚者だと知らなかった場合

相手が既婚者と知らず、恋愛関係に陥ってしまったようなケースでは、不倫相手に慰謝料の支払いを求めるのは酷といえます。
「相手が独身だと嘘をついていた」といった事情がある場合、少なくとも不倫相手には慰謝料を支払う義務はありません。

すでに夫婦関係が破綻していた場合

実質的に夫婦関係が破綻していた場合、配偶者以外の人と肉体関係を持ったとしても不倫にはあたらないと解釈されています。
こうしたケースにおいては、慰謝料を支払う必要はありません。

無理やり肉体関係を結ばされた場合

脅迫や暴行、レイプなどにより、自分の意思に反して肉体関係を強制された場合も、慰謝料を支払う必要はありません。

時効が過ぎている場合

不倫の慰謝料請求には、時効があります。具体的には、不倫の事実を知ったときから3年、または不倫の事実があったときから20年経過すると慰謝料請求権そのものが消滅します。
請求権がすでに時効にかかっている場合、慰謝料を支払う必要はありません。

不倫慰謝料を払わざるを得ない場合の対処法

さまざまな事情を考慮しても、「やはり慰謝料を払わなければならない」という結論になったときには、相手と誠意を持って話し合い、適切な金額の慰謝料を支払う必要があります。

まずは相場の金額を知りましょう

不倫の慰謝料の相場は50万〜300万円程度といわれており、当事者の事情によって増減します。
不倫が原因で離婚した、不倫した相手との間に子供ができたなどの事情がある場合は、慰謝料の金額が増える可能性があります。

弁護士を雇って相手と交渉しましょう

慰謝料の請求を受けた時点で、弁護士に相談しましょう。高額の慰謝料の請求を求められた場合、弁護士が交渉することで減額できる可能性があります。

取り返しのつかないレベルまで事態を悪化させないためにも、まずは弁護士にご相談ください。

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